雲水行脚とは

僧侶が様々な国を巡礼しながら仏教の修行をすること。
仏教の修行僧が定まった場所を持たず、各地を歩き回りながら修行を行うことを指す。
修行の過程で物理的な移動を通じて精神的な成長を図ること、あるいは道を求めて歩く姿勢を象徴する言葉である。

「雲水」は雲のように流れ、定住せずに歩き回る修行僧。特定の場所に留まらず、各地を巡る。
「行脚」は修行や探求のために歩き回ること。

一所不住いっしょふじゅう沙門しゃもん雲水行脚の衲僧のうそうは必ず樹下石上を宿とすとある。
吾輩は猫である / 夏目漱石

例文

・彼は若いころ、雲水行脚をしながら仏教の教えを深めた。
・雲水行脚の修行僧たちは、各地を巡りながら精神的な成長を追求している。
・その僧侶は、雲水行脚を経て多くの教えを広めるようになった。
・雲水行脚を行っていた彼は、数年後に大きな悟りを得たとされている。

四字熟語 雲水行脚
読み うんすいあんぎゃ
英訳 Walking pilgrimage, wandering from place to place for spiritual training
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日