郢書燕説とは
関連のない物事を無理に辻褄を合わせて、もっともらしく説明すること。
楚国の首都、郢の学者が、燕国の大臣宛に手紙を送る際、口述筆記をさせていた。
そのとき、灯が暗いので「燭を挙げよ」と言った。書記はそれを手紙の言葉と勘違いし、そのまま手紙にも「挙燭」と書き入れてしまった。
燕国の大臣は手紙を読み、挙燭とは「明を尊重せよ」ということ、すなわち「賢人を召し抱えよ」という意味だと曲解した。
早速、王に勧めて実行したところ、国がよく治まったという。
「郢書、燕を説く」と読み下す。
例文
・その説明は郢書燕説であり、誰もが納得できるものではなかった。
四字熟語 | 郢書燕説 |
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読み | えいしょえんせつ |
出典 | 『韓非子』外儲説左上 |
類義語 | |
対義語 | |
使用漢字 | 書、燕、説、郢 |
最終更新日:2025年9月8日 |