陽剣が「干将」、陰剣が「莫耶」と名付けられ、それぞれの刀身には、干将には亀裂紋様、莫耶には水波紋様が施されているという。
ある日、呉王「闔閭」は刀鍛冶の干将に剣を鋳造し献上するように命じた。
干将は妻の莫耶と共に鋳造に挑んだが、なぜか鉄を溶かす段階で炉の温度が上がらなくなり、そのまま三ヶ月間も苦心することになる。
莫耶は、昔、彼らの師が同じ状況になったとき、夫婦で炉中に身を投げて鉄を溶かしたことを思い出し、自身の爪と髪を断ち身を清め、かつての師と同じように炉の中に身を投じた。
するとようやく高温の炎が燃え盛り、二つの剣が完成した。
別表記:「干将莫邪」
四字熟語 | 干将莫耶 |
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読み | かんしょうばくや |
出典 | 『呉越春秋』闔閭内伝 |
使用漢字 | 将、干、耶、莫 |
最終更新日:2017年9月17日 |
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