唯我独尊とは

釈迦が誕生した時に言ったとされる「天上天下唯我独尊」を省略した言葉。

世の中で自分が特別に優れていると自惚うぬぼれること。ひとりよがり。

通常は批判的な意味合いで使われるが、仏教では「天上天下唯我独尊」とした場合は、「私はこの世に一人しかいない尊い存在だが、他の人間も同様にすべて尊い存在である」という意味があるとされる。

なお原文では「天上天下 唯我爲尊」と記されている。

例文

・彼の態度はまさに唯我独尊で、他人を見下すことが多い。
・唯我独尊な性格が、彼の大きな魅力でもあり、欠点でもある。
・そういった態度を取っていると、周囲の信頼を失う可能性が高いので気をつけなければならない。
・唯我独尊の行動が通用するのは、一部の限られた人々だけだ。

四字熟語 唯我独尊
読み ゆいがどくそん
出典 『長阿含経』
英訳 Self-righteousness
使用漢字
最終更新日:2025年1月20日