一夜検校とは

急に金持ちになること、一晩で急に高い地位や身分を得ること。
突然、成功や名声を手に入れることを揶揄的に表現する場合もある。
特に、努力や実力ではなく幸運や偶然によるものを指すことが多い。

江戸時代、千両の金を寺社や役所に納めて、盲人に与えられる最高の官位である検校けんぎょうを得た人のことを「一夜検校」と呼んだ。

例文

・彼は一夜検校のように、ある日突然社長に就任した。
・その新人俳優は、一夜検校のごとく映画のヒットでスターになった。
・一夜検校で得た地位は、維持するのが難しいことが多い。
・彼の成功は努力の結果ではなく、一夜検校的なものだと陰口を言われている。

四字熟語 一夜検校
読み いちやけんぎょう
英訳 Overnight promotion to a high position.
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月14日