一壺千金とは

普段は価値のないものでも、状況によっては重要な役割を果たすこと。
「中流に舟を失えば一壺も千金」を略した四字熟語であり、船が難破して溺れそうになったときには壺のようなものでも浮き袋の代わりとなって役に立つということから、状況によっては些細なものでも極めて重要な役割を果たすことがあるという教訓を示す。

例文

・普段は邪魔に思える傘も、急な雨のときには一壺千金の価値を持つ。
・昔の道具でも、適切な場面では一壺千金の働きをすることがある。

四字熟語 一壺千金
読み いっこせんきん
出典 『鶡冠子』学問
使用漢字
最終更新日:2025年10月24日