驪竜之珠とは
非常に高い価値を持つ物のたとえ。また、高い価値や利益を手にいれるには相応の危険が伴うことの比喩として用いられる。
ある人が宋の王から車十台にも及ぶ褒美を受け、荘子に自慢して見せた。
荘子は、黄河のほとりで貧しく暮らす父子の話をした。
息子が川で貴重の真珠を拾うと、父は「すぐに石で砕け。これは黒竜の顎の下にある宝玉で、持っていると黒竜が目覚めたときに命を奪われる」と諭した。
荘子は続けて言った。
「宋の王の褒美は、黒竜の宝玉より恐ろしい。今喜んで受けても、やがて災いに遭うだろう」と。
例文
・驪竜之珠と称されるこの発見は、誰もが驚くような内容だった。
四字熟語 | 驪竜之珠 |
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読み | りりょうのたま、りりゅうのたま |
出典 | 『荘子』列禦寇 |
英訳 | The precious pearl of the black dragon, symbolizing something of great value or rare knowledge. |
類義語 | |
使用漢字 | 之、珠、竜、驪 |
最終更新日:2025年9月5日 |