雲烟縹渺とは

雲や霞が遥か遠くまで薄く長くたなびいている様子を表す。
景色がぼんやりと広がり、幻想的で神秘的な雰囲気を持つことを指す。
特に、山水画や詩文などで、遠くかすんだ美しい情景を描写する際に用いられることが多い。
遠くまで霞んで見える風景の美しさや、神秘的で幽玄な情景を表す言葉として使われる。

「雲烟」は雲と霞。空に漂い、形を定めずに広がるもの。
「縹渺」はかすかではっきりしない様子。果てしなく広々とした様子。

別表記:「雲煙縹渺」

例文

・早朝の山々は雲烟縹渺とたなびき、幻想的な美しさを見せていた。
・湖の向こうには雲烟縹渺とした景色が広がり、まるで絵画のようだった。
・遠くに見える山並みは雲烟縹渺としており、どこまでも続くかのように感じられた。
・詩人は雲烟縹渺たる風景を詠み、その美しさを永遠に残そうとした。

四字熟語 雲烟縹渺
読み うんえんひょうびょう
英訳 Thin and misty clouds stretching far into the distance
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日