銀盃羽化とは
盗難に遭うことの表現。
銀の杯に羽が生えて飛び去るという意味。
古代中国。唐の時代。有名な書家であった柳公権は書を頼まれては莫大な金品を得ていたが、使用人の中にこれを盗む者がいた。
あるとき、箱の中にあった銀の盃が無くなったが、箱を縛っていた縄は結ばれたままだった。
すると柳公権は「銀盃に羽が生えて飛んでいった」と言い、使用人を責めることはなかった。
「銀盃羽化す」と読み下す。
| 四字熟語 | 銀盃羽化 |
|---|---|
| 読み | ぎんぱいうか |
| 出典 | 『新唐書』柳公権 |
| 使用漢字 | 化、盃、羽、銀 |
| 最終更新日:2020年5月31日 | |