誨淫誨盗とは

人を悪事に誘い入れること。
特にみだらな行為(淫)や盗み(盗)といった不道徳な行いを教えたり助長したりすることを意味する。
かい」は「教える」または「誘う」の意を持ち、「いん」はみだらな行為、「とう」は盗みを意味する。
つまり、言動や教育、表現などが人を堕落させ、悪の道へと導くことを戒める表現であり、「悪に導く教え」「有害な影響」の象徴的な言葉として使われる。
古来より、文学・芸術・教育において、その内容が人心をどのように導くかという倫理的観点から語られることが多い。

別表記:「誨盗誨淫かいとうかいいん

例文

・暴力や性を過剰に描く作品は、誨淫誨盗と批判されることもある。
・誨淫誨盗な発言を繰り返した教師は、教育現場から排除された。
・表現の自由と誨淫誨盗の境界線は常に議論の対象となる。
・誨淫誨盗を避けることは、健全な社会の基礎である。

四字熟語 誨淫誨盗
読み かいいんかいとう
英訳 leading others to vice and crime
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年7月23日