同じ行動でも、人物や状況によって善悪の差が出ることの喩え。猿真似。
春秋時代の末期。越王「勾践」が呉王「夫差」に絶世の美女「西施」を献上した。
あるとき西施が病いを患い、帰省して養生することになり、胸が痛むのでそっと手をあて眉を顰めて歩いた。すると、さすがは天下の美人、その姿に村人もただうっとりするばかりであった。これを見た村の娘たちは、自分もああして歩けば美しく見えると思い、競って真似をした。
ところが、村でも評判の醜女までが顔をしかめて歩き回った。
村中これにびっくり仰天。門を閉ざし、男たちは村から逃げ出したという。
同義語:「西施之顰」
四字熟語 | 西施捧心 |
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読み | せいしほうしん |
出典 | 『荘子』天運 |
使用漢字 | 心、捧、施、西 |
最終更新日:2023年12月13日 |
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