羽翼既成とは

物事の組織や基礎がすでに完成しており、もはや変更や修正が難しい状態を指す。
比喩的に、鳥がすでに羽を持ち、飛ぶ準備が整ったような状態を意味し、準備や基盤がしっかりと整っており、今後はそれを基に進んでいくことを表す。
羽翼既に成る、動かし難し」を略した四字熟語。

「羽翼」は鳥の翼、比喩的には支援や準備が整った状態。
「既成」はすでに作り上げられた、完成した状態。

漢の高祖劉邦が、正妻の子を廃嫡して愛妾の子に後を継がせようとしたが、賢い家臣たちに拒まれて諦めたときの言葉。

例文

・その企業の新事業は羽翼既成で、今後はさらに拡大するばかりだ。
・彼の提案は羽翼既成となり、変更するのは難しい。
・組織の構造は羽翼既成であり、今後はそれを基に進めるだけだ。
・事業計画が羽翼既成となり、予想外の変更は困難だ。

四字熟語 羽翼既成
読み うよくきせい
英訳 The foundation is set
Ready for takeoff
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日