益者三友とは

人生において有益な三種類の友人。
孔子が『論語』の「季氏篇」で説いた言葉である。
人間関係の中で、交際すると有益な三つのタイプの友人を示している。

孔子によると、以下の三種類の友が「益者三友」とされる。
・正直な人
・誠実で信頼できる人
・知識が豊富で見識のある人

この三種類の友人と交際することが、人の成長や幸福につながるとされる。
一方で、交際を避けるべき「損者三友そんしゃさんゆう」として、表面だけの付き合いをする人、口先ばかりで誠実でない人、お世辞ばかり言う人が挙げられている。

例文

・益者三友を大切にし、正直で誠実な人々と付き合うことが人生を豊かにする。
・彼は知識が豊富で誠実な人物であり、まさに益者三友のような存在だ。
・交友関係を見直し、益者三友を意識した人付き合いを心がけるべきだ。
・損者三友に惑わされず、益者三友のような良き友を持つことが重要である。

四字熟語 益者三友
読み えきしゃさんゆう
出典 『論語』孔子
英訳 Three kinds of beneficial friends: straightforward, sincere, and well-informed ones (Confucius)
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月13日