盈盈一水とは

愛する人に会えない苦しみや隔てられた思いを意味する。
特に、七夕伝説に登場する牽牛と織女のように、一筋の川(銀河)に隔てられて会うことができない二人の心情を表現した言葉である。
物理的に引き離されているが、心は常に満たされており、会いたいという切実な感情が伝わる様子を表している。

「盈盈」は満ちている、溢れんばかりの状態。
「一水」は一筋の川、天の川など、二人を隔てるもの。

例文

・牽牛と織女のように、二人は盈盈一水の間に隔てられ、会えない切ない日々を過ごしている。
・盈盈一水のような思いを抱えて、彼女は遠く離れた場所にいる彼を思い続けている。
・この気持ちはまさに盈盈一水で、心は満ち足りているけれど、愛する人に会えない辛さが募る。
・私たちの愛は盈盈一水のように隔たれているが、それでも心は一つで繋がっている。

四字熟語 盈盈一水
読み えいえいいっすい
出典 『文選』古詩十九首
英訳 Yearning across a river
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日