甕裡醯鶏とは

見識や経験が極めて狭く、世間知らずな人物のたとえ。

「井の中の蛙大海を知らず」と同義。

孔子が老子に出会った後、自分の視野の狭さを反省して、弟子の顔回に「私は甕に湧く羽虫のようなものだ。老子が甕の蓋を開いて外に出したくれたおかげで、天地の大きさを知ることができた」と語ったという故事が由来。

別表記:「甕裏醯鶏」

例文

・彼の考え方はまるで甕裡醯鶏のように狭い。
・海外に出たことで、甕裡醯鶏の自分に気づいた。

四字熟語 甕裡醯鶏
読み おうりけいけい
出典 『荘子』田子方
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年10月16日