燕雀鴻鵠とは

普通の人には偉大な人の心の内が理解できないことの喩え。
ツバメやスズメのような小さな鳥には、オオトリやコウノトリのような大きな鳥の志すところは理解できないという意味。
小人物には大人物の壮大な志を理解することができないことを指す。
また、偉大な計画を持つ者を凡人が軽んじることにも用いられる。
燕雀 えんじゃく いずくんぞ鴻鵠こうこくの志を知らんや」を略した言葉。

しんを倒すために立ち上がった陳勝ちんしょうが若き日に語った言葉が由来。

例文

・歴史を振り返れば、多くの偉人が燕雀鴻鵠のごとく凡人に嘲笑されたが、その志は後に評価された。
・彼の壮大な計画を笑う者たちもいるが、それはまさに燕雀鴻鵠の例にすぎない。
・偉大な人物は時として理解されず、燕雀鴻鵠の言葉のように、凡人にはその思想が届かないことがある。
・新しい発想を否定する者が多いが、それは彼らが燕雀鴻鵠であり、大志を抱く者の視点を持たないからだ。

四字熟語 燕雀鴻鵠
読み えんじゃくこうこく
出典 『史記』陳渉世家
英訳 Only a hero can understand a hero.
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月19日