枉尺直尋とは

正確な寸法を測るために、曲がった尺(枉尺)をまっすぐに伸ばして測るという意味である。
転じて、正確さを期すために、手間をかけて慎重に物事を調査・確認することを示す表現である。
つまり、物事をいい加減にせず、正しく確かめる姿勢を表している。
この言葉は主に書物や史料の研究、検査・調査の場面で用いられ、詳細かつ正確な検証の必要性を強調する際に使われる。

例文

・この資料を扱う際は枉尺直尋の精神で、細部まで慎重に確認しなければならない。
・歴史研究においては、枉尺直尋を欠かすことができない。
・彼は枉尺直尋の姿勢でデータを検証し、誤りを見つけ出した。
・仕事は枉尺直尋を心がけ、決して手を抜かないようにしている。

四字熟語 枉尺直尋
読み おうせきちょくじん
出典 『孟子』滕文公下
英訳 Straightening a bent ruler to measure accurately
Careful and precise inquiry
Meticulous verification
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年7月16日