握髪吐哺とは

髪を洗っている最中でも、食事をしている途中でも、それを中断して来訪者に会うこと。
優れた人材を得ようとして努めることの喩え。

古代中国の周公旦しゅうこうたんは、来客があった際、入浴中には洗いかけの濡れた髪を握ったまま、食事中には口の中の食べ物を吐き出してまで面会し、優秀な人材を逃さないように熱心に求めたという故事が由来。

かみにぎく」と訓読する。

同義語:「吐哺握髪とほあくはつ」「吐哺捉髪とほそくはつ

例文

・握髪吐哺により確保されたメンバーが集結した。
・彼は握髪吐哺のように、急ぎの問題に対応しなければならないと感じた。
・握髪吐哺の精神で、どんなに忙しくても重要な会議に参加した。
・この国のリーダーは、握髪吐哺の心構えで国の危機に立ち向かうべきだ。

四字熟語 握髪吐哺
読み あくはつとほ
出典 『漢詩外伝』
英訳 Extraordinary efforts to find and employ capable persons
類義語
使用漢字
最終更新日:2024年12月4日