意馬心猿とは

仏教用語。心が混乱している様子を「暴れ回る馬」や「騒ぎ立てる猿」にたとえた言葉。
欲望や執着が強く、自制できないこと。私利私欲に捉われていること。

「意馬」は暴れる馬のように奔放で抑えがたいこと。
「心猿」は心が猿のように騒がしく落ち着かないこと。

別表記:「心猿意馬」

例文

・重要な試験を控えているのに、意馬心猿の状態で勉強に集中できない。
・修行僧は意馬心猿の心を抑え、精神の統一を目指すことが求められる。

四字熟語 意馬心猿
読み いばしんえん
出典 『維摩詰経講経文』
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月12日