引古証今とは

古代の文献・史実・伝承などを引用して、現在の事柄を証明しようとすること。
過去の事例や歴史を引用し、現在の事象の正しさや妥当性を証明することを指す。
古い出来事や先人の知恵を引き合いに出し、現代の出来事を説明・証明しようとする論法として使われる。
歴史的な背景や事例を根拠として用いることで、現在の主張に説得力を持たせることができる。

「引古」は古い事例や歴史を引き合いに出すこと。
「証今」は現在の出来事や考えを証明・説明すること。

この言葉は、歴史学や政治論、哲学などにおいて、過去の出来事を根拠にして現代の事象を解釈する際によく用いられる。
いにしえを引いて今をしょうす」と読み下す。

例文

・彼の論文は引古証今の手法を用い、歴史的な事件をもとに現代社会の課題を分析していた。
・政治家は過去の政策の成功例を示しながら、現在の政策の正当性を引古証今の形で訴えた。
・引古証今の考え方は、歴史を学び、未来の判断に生かすために重要である。
・企業の経営戦略を考える際にも、過去の成功事例を引古証今の手法で分析することが有効だ。

四字熟語 引古証今
読み いんこしょうこん
英訳 Using historical examples to prove present truths
Citing history as evidence for current events
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日