囲魏救趙とは

戦略や外交における間接的な手段で目的を達成するという意味の成語である。
この成語は、中国戦国時代のエピソードに由来しており、魏の国が趙の国を攻撃している際、魏の国を包囲することで趙の国を助けるという戦略を指している。
実際の戦争において、直接敵を攻撃するのではなく、敵の背後を攻めることで間接的に救う方法を表している。
この故事から、直接的な手段ではなく、迂回的、巧妙な方法で問題を解決することを意味している。

敵を一箇所に集中させず、奔走させて疲れさせてから撃破する戦略。
兵法三十六計の第二計。
「魏を囲んで趙を救う」と訓読する。

兵法三十六計
瞞天過海
囲魏救趙
借刀殺人
以逸待労
趁火打劫
声東撃西
無中生有
暗渡陳倉
隔岸観火
笑裏蔵刀
李代桃僵
順手牽羊
打草驚蛇
借屍還魂
調虎離山
欲擒姑縦
抛磚引玉
擒賊擒王
釜底抽薪
混水摸魚
金蝉脱殻
関門捉賊
遠交近攻
仮道伐虢
偸梁換柱
指桑罵槐
仮痴不癲
上屋抽梯
樹上開花
反客為主
美人計
空城計
反間計
苦肉計
連環計
走為上

例文

・囲魏救趙の戦法を用いて、彼らはその危機を乗り越えることができた。
・囲魏救趙を実行することで、敵は分散し、私たちの仲間は無事に脱出できた。
・私たちは囲魏救趙の方法で、間接的に問題を解決しようとした。
・囲魏救趙のような戦略で、彼は敵の本拠地を攻撃して仲間を救った。

四字熟語 囲魏救趙
読み いぎきゅうちょう
出典 『兵法三十六計』
英訳 To relieve a siege by attacking the enemy's base
使用漢字
最終更新日:2024年12月20日