因果応報とは

善い行いや悪い行いの結果が、それぞれ自分に返ってくるという意味の仏教用語である。
自らの行動(因)によって、それに応じた報い(果)を受けるという考え方に基づいている。

「因果」は原因と結果の関係。
「応報」は行いに応じて報いを受けること。

仏教では「善因善果、悪因悪果」として、善行を積めば良い結果が得られ、悪行をすれば悪い結果が返ってくると説かれる。

例文

・祖父の不幸は、因果応報としか言いようがない。
・彼は過去に人を騙してきたが、因果応報で今は誰からも信用されなくなった。
・悪事を重ねても平然としていたが、ついに因果応報の報いを受けることになった。
・親切にした相手が後に助けてくれたのは、因果応報の巡り合わせかもしれない。

四字熟語 因果応報
読み いんがおうほう
出典 『大慈恩寺三蔵法師伝』
英訳 Retribution
What goes around comes around
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日