喙長三尺とは

くちばしの長さがが三尺もあるという大げさな表現から、非常に口が達者で、よくしゃべることのたとえとして使われる。
単に話好きというより、議論好き、弁が立つ、言い逃れがうまいといったニュアンスを含むことが多い。
賞賛として使われる場合もあるが、皮肉や批判的な文脈で用いられることも多い。
中国の故事や詩文にも見られる、比喩的な誇張表現である。

例文

・喙長三尺の彼は、議論の場では誰にも引けを取らない。
・喙長三尺なだけに、言い訳だけは一流だ。
・その男は喙長三尺、口先だけで人を動かすことも多い。
・喙長三尺で人を説得する術にかけては、まさに天才であった。

四字熟語 喙長三尺
読み かいちょうさんじゃく
出典 『荘子』徐無鬼
英訳 Talkative like a three-foot beak
使用漢字
最終更新日:2025年7月30日