円頂黒衣とは

僧侶の姿を指す言葉。
「円頂」は髪を剃った丸い頭。
「黒衣」は墨で染めた黒い衣のこと。

したがって、仏門に入り、剃髪して黒衣をまとう僧侶の姿を表す言葉として使われる。
特に、僧侶そのものを指す場合もあれば、彼らの質素で厳かな生活を象徴する表現として用いられることもある。

例文

・彼は世俗を捨て、円頂黒衣の身となり、仏門に入った。
・山寺に円頂黒衣の僧が座禅を組み、静かに修行していた。
・昔の武士の中には、戦の後に出家し、円頂黒衣の姿となる者も少なくなかった。
・彼はすべての財産を手放し、円頂黒衣となって悟りの道を求めた。

四字熟語 円頂黒衣
読み えんちょうこくい
英訳 A shaven-headed monk in black robes.
使用漢字
最終更新日:2025年3月3日