円熟無碍とは

人格・知識・技術などが十分に磨かれ、何の障害もなく自由自在に発揮できる状態を指す。
経験を重ね、洗練された能力や深い見識を持つことで、どのような場面にも対応できる円滑さを持つことを意味する。
特に、学問や芸術、武道などの分野において、極めた境地に達した状態を表す言葉として用いられる。

「円熟」は人格や技術が成熟し、深みを持つこと
「無碍」は何の妨げもなく、自由自在であること

別表記:「円熟無礙」

例文

・彼の書道の筆さばきは円熟無碍の境地に達し、どのような文字でも自由自在に書きこなす。
・長年の修行を積んだ師匠の技は、まさに円熟無碍と呼ぶにふさわしい。
・彼の演説は理路整然としており、深い知識と経験がにじみ出た円熟無碍なものであった。
・職人としての技術が円熟無碍の域に達した彼は、どのような難題にも動じることがなかった。

四字熟語 円熟無碍
読み えんじゅくむげ
英訳 Matured and unhindered in wisdom and skill.
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月19日