一念通巌とは

確固たる信念と真剣さがあれば、どんなことでも成し遂げられるということの喩え。

「一心岩をも通す」とも言われる。

前漢の時代。李広りこうが狩猟に出かけたときのこと。草陰に虎の姿が見えたので、彼は必死に弓矢を引いて射放った。
手応えは充分だったが、近づいてみると虎に見えたのは大きな岩で、矢は羽の部分まで突き刺さっていた。
李広は試しにもう一度その岩に向かって弓を放ったが、もう矢は通らなかったという。

四字熟語 一念通巌
読み いちねんつうがん
出典 『史記』李将軍伝
類義語
使用漢字