傍若無人とは
周囲のことを気にかけず無遠慮に振る舞うこと。自分勝手。
「傍に人無きが若し」と訓読する。
中国、秦の時代に、燕の国で「荊軻」と「高漸離」の二人が出会い意気投合した。
彼らは酒を飲んでは大声で歌ったり騒いだり泣きわめいたりしていたが、その振る舞いは、まるで側に誰もいないかのようであったという。出典の『刺客列伝』には、荊軻が秦王暗殺の刺客として旅立ち、高漸離がそれを見送るが、結局暗殺計画は失敗してしまうという悲しい後日談が記されている。
別表記:「旁若無人」
| 四字熟語 | 傍若無人 |
|---|---|
| 読み | ぼうじゃくぶじん |
| 出典 | 『史記』刺客列伝 |
| 英訳 | To be insolent and outrageous |
| 類義語 | |
| 対義語 | |
| 使用漢字 | 人、傍、無、若 |
| 最終更新日:2017年10月18日 | |