倚馬七紙とは

素晴らしい文章を素早く書き上げる能力。文章の天才。

古代中国。東晋の「桓温かんおん」が部下の「袁虎えんこ」に布告文を書くように命じたところ、桓温が馬に寄りかかって待つ間に、袁虎は手にした筆を休めることなく、七枚の紙に長文を書き上げたという故事が由来。

例文

・優れた作家は倚馬七紙の如く、次々と名作を生み出していく。
・彼女の倚馬七紙の筆力には驚かされ、即興で書いた文章ですら完成度が高かった。
・プレゼン資料の作成を頼んだところ、彼は倚馬七紙の勢いで数時間で仕上げてしまった。

四字熟語 倚馬七紙
読み いばしちし
出典 『世説新語』文学
英訳 Writing fluently and prolifically
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月21日