一紙半銭とは

ごく僅かな金銭の喩え。
仏教の教団では、寄付の金額が少ないことにいう。
物や金額が非常に小さいこと、あるいは些細なものであることを表すときに使われる。

「一紙」は一枚の紙のこと。
「半銭」は半文の銭のこと。

ちょっとした努力や成果が大きな結果を生まないという意味合いにも使われることがある。
また、非常にわずかなもの、または重要でないものを強調して表現する際に使われる。

類義語:「一文半銭いちもんはんせん」「一銭一厘いっせんいちりん

例文

・彼の報酬は一紙半銭に過ぎないが、満足して働いている。
・その契約は一紙半銭の価値しかないと考えられていた。
・彼女が手にしたのは、一紙半銭に過ぎないような小さな物だった。
・この問題に費やす時間は一紙半銭の価値しかない。

四字熟語 一紙半銭
読み いっしはんせん
英訳 A trivial amount
A paltry sum
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月31日