一竿風月とは

一本の釣り竿を持って、自然の中で悠悠自適に過ごすこと。
自然に親しみながら暮らす俗世から離れた悠々自適な生活を意味している。

自然の美しさや景色を楽しむこと、または、静かな場所で心を落ち着けて、風や月などの美しい自然の景色に心を寄せることを意味する。
主に、風景を見ながら自分の思いにふけるような、余裕のある時間を過ごすことに使われる表現である。

一竿:竿一つ。竿は、風月を楽しむための道具としてしばしば登場し、ここでは「一つの竿」を指すことで、自然と一体化して楽しむイメージを強調している。
風月:風と月、または自然の美しさ。特に、風や月などの自然景色を愛でることを指す。

自然の中での静かな時間や、余裕を持って美しい風景を楽しむことを指し、特に忙しい日常から解放される時間を重視している。
自然を愛でる心の余裕を持つことの重要性を強調する言葉でもあります。

例文

・休日には一竿風月を楽しむために、湖畔でゆっくり過ごしたい。
・一竿風月のひととき、風に吹かれながら月を見上げて心が癒される。
・自然の中で一竿風月を堪能することが、最もリフレッシュできる時間だ。
・あの場所は、一竿風月にぴったりな静かな環境で、心を落ち着けるには最適だ。

四字熟語 一竿風月
読み いっかんふうげつ、いっかんのふうげつ
出典 陸游『感旧』
英訳 To enjoy the beauty of nature; to contemplate the scenery with peace of mind.
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月20日