一治一乱とは
世の中が治まったり乱れたりと繰り返し変化する様子。
この場合の「一」は、「あるときは…」または「あるいは…」という意味になる。
ある時期には世の中が治まり平和になるが、その後に乱れてしまうことを指す。
社会や政治の情勢が一定の周期で安定と混乱を繰り返すことを表す。
歴史的に見ると、平和な時代の後に戦乱が起こることが多く、それをまとめた表現でもある。
例文
・歴史を振り返ると、多くの国が一治一乱を繰り返しながら発展してきたことがわかる。
・経済もまた、長い目で見れば一治一乱のサイクルを繰り返しているように思える。
・あの国の政治は安定したかと思えばすぐに混乱する、まさに一治一乱の典型だ。
・戦国時代の日本は、一治一乱を繰り返しながら最終的に統一へと向かっていった。
| 四字熟語 | 一治一乱 |
|---|---|
| 読み | いっちいちらん |
| 出典 | 『孟子』「滕文公・下」 |
| 英訳 | Alternation of peace and chaos A cycle of order and disorder |
| 類義語 | |
| 対義語 | |
| 使用漢字 | 一、乱、治 |
| 最終更新日:2025年2月3日 | |