一字三礼とは

敬虔けいけんな態度で写経に取り組むこと。
平安末期から鎌倉時代、写経するときに一文字書くたびに三度礼拝していたことが言葉の由来である。
彫刻では「一刀三礼いっとうさんらい」または「一刻三礼いっこくさんらい」、仏画では「一筆三礼いっぴつさんらい」という。

例文

・彼は祖母への手紙を一字三礼に書くように、心を込めて丁寧に綴った。
・論文の清書では、一字三礼に書く気持ちで誤字脱字を徹底的に確認した。

四字熟語 一字三礼
読み いちじさんらい
英訳 Copying sutras with reverence
使用漢字
最終更新日:2025年9月25日