途切れることなく続く夫婦の信頼関係のこと。
「鴛鴦」は雄と雌のオシドリのこと。「オシドリ夫婦」は仲睦まじい夫婦の比喩として使われるが、実際のオシドリは、毎年相手を変えている。
古代中国、春秋戦国時代。宋の康王の臣下であった韓憑は妻の何氏を王に奪われ、憤激のあまり「葬ってくれ」と遺書を残して自殺した。何氏もまた「葬ってくれ」と遺書を残して自殺した。
康王はわざと離れ離れに向かい合わせて墓を作ったところ、一晩で梓の木が両方の墓から生え、十日もすると枝が連なり根がからみあい、雌雄のオシドリが棲みついて悲しい声で鳴いていたという。
それを見た宋の人々は韓憑と何氏の生まれ変わりだと信じ、「鴛鴦之契」という言葉が生まれた。
また、この木は「相思樹」と言われ、相思相愛の語源となった。
四字熟語 | 鴛鴦之契 |
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読み | えんおうのちぎり |
出典 | 『捜神記』 |
類義語 | |
使用漢字 | 之、契、鴛、鴦 |
最終更新日:2020年10月14日 |
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