運斤成風とは

常人離れした素晴らしい技術。大工の凄腕。職人。

「運斤」は斧を振るうこと。
「成風」は風を起こすこと。

きんめぐらしかぜす」と読み下す。

中国の春秋時代。鼻の先に漆喰しっくいをつけてしまった左官屋が、せきという名の大工に取ってくれるよう頼んだ。石は手斧を器用に振るい、鼻を傷つけることなく漆喰を削り落としたという故事が由来。

同義語:「匠石運斤しょうせきうんきん

例文

・彼の彫刻技術はまさに運斤成風の境地に達している。
・達人が刀を振るう様子は運斤成風そのもので、見ているだけで圧倒された。

四字熟語 運斤成風
読み うんきんせいふう
出典 『荘子』徐無鬼
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月12日