越俎之罪とは

自分の職責を越えて、他人の仕事にまで口をはさんだり、担当外のことまで手だしをするなどの越権行為をしたことによる罪。

古代中国の帝王のぎょうが許由に天下を譲ろうとしたとき、許由は「自分には天下を治める能力もなければ、その気もない。人はそれぞれ自分の分を守ることが大切である。たとえ料理人が神の供え物を作ろうとしなかったとしても、神主が代わって料理をするべきではない」と言って断った。

別表記:「越俎代庖えっそだいほう

例文

・部下が上司の決定を無視して独断で契約を進めるのは、越俎之罪にあたる。

四字熟語 越俎之罪
読み えっそのつみ
出典 『荘子』逍遥遊篇
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月9日