犂牛之子とは

身分や地位が低くても、才能があれば認められることのたとえ。

仲弓ちゅうきゅうは孔門十哲の一人に挙げられる程の大人物だが、父親は卑しい身分であり、周囲も仲弓を卑しい身分の子としてしか見ていなかった。
悩んでいた仲弓を孔子は次のように語って励ました。

「たとえまだら牛(雑種)から生まれた仔牛であろうとも、赤毛で立派な角があれば、祭りの生贄として用いられることはなくとも、山川の神々が見棄てておくはずはない」

例文

・犂牛之子の故事は多くの人々に希望を与える。
・犂牛之子のごとく、努力と環境が成功を後押しすることもある。

四字熟語 犂牛之子
読み りぎゅうのこ
使用漢字
最終更新日:2025年10月8日