特に梅の香りを指すことが多く、かすかに訪れる春の兆しを表す。
香りがひっそりと漂い、しかしその存在感が強く感じられる様子を表現した成語である。
「暗香」は、薄暗い場所で漂う香り。
「蓊勃」は、香りが豊かで強く立ち込めることを意味する。
静かで控えめでありながら、その美しさや影響がしっかりと感じられる状態を指す。
特に目立たずに存在感を放つ美しさや人柄などに使用される。
・暗香蓊勃として春を感じると、なんとも幸せな気持ちになる。
・その作曲家の音楽は、暗香蓊勃のように耳に残り、聴くたびに深い感動を与えてくれる。
・暗香蓊勃のように、あの花の香りは周囲に柔らかく広がり、心を落ち着ける。
・彼女の存在はまるで暗香蓊勃のように、静かにそして確実に周囲に影響を与えている。
四字熟語 | 暗香蓊勃 |
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読み | あんこうおうぼつ |
出典 | 『月瀬記勝』 |
英訳 | A faint fragrance that subtly fills the air |
類義語 | |
使用漢字 | 勃、暗、蓊、香 |
最終更新日:2024年12月19日 |
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