悪木盗泉とは

どんなに苦しくても道理を外れた行いはしないこと。また、悪事には決して近付くなという教え。

「悪木」はとげや悪臭があり人を困らせる木。
「盗泉」は山東省泗水県にある泉の名で、孔子はこの名を嫌い、その土地に泊らず、また水も飲まなかったという。

例文

・悪木盗泉の精神を忘れてはならない。
・経済的に困窮していたが、悪木盗泉の精神を守り、不正な手段に頼らずに再起を図った。
・事業が行き詰まったが、悪木盗泉を貫き、他人を欺くような方法で資金を得ることは避けた。
・彼女はどんなに追い詰められても悪木盗泉の考えを大切にし、不正な取引を断固として拒否した。

四字熟語 悪木盗泉
読み あくぼくとうせん
英訳 A virtuous person does (should) not commit an act that offends his moral principles no matter how hard pressed he may be.
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年8月31日