悪人正機とは

仏教用語。浄土真宗の教義の中で重要な意味を持つ思想で、「悪人こそが救済されるべき対象である」という教え。親鸞が説いたとされる。
どんなに悪い行いをしていても、その人が仏の教えを信じ、真摯に悔い改めることで、救われる可能性があることを示している。

例文

・悪人正機と言って何でも許されるのだろうか。
・悪人正機の教えによれば、どんなに罪深い者でも、仏の教えに触れることで救われることができる。
・浄土真宗では、悪人正機の考え方が根底にあり、誰でも念仏を唱えることで救われると説かれている。
・彼は自分の過去の過ちを悔い、悪人正機の教えを信じて仏に救いを求めた。

四字熟語 悪人正機
読み あくにんしょうき
出典 親鸞
英訳 The evil person is the true object of salvation.
Even a bad person is a suitable candidate for salvation.
使用漢字
最終更新日:2025年8月31日