怨望隠伏とは

不平不満や恨み嫉みを包み隠し、表面に出さないこと。
不満や恨みを抱きながら、それを表面には出さずに内心に隠していることを意味する。
この表現は、他人に対して心の中で強い反感や不満を持ちつつも、それを外に表現しないという心理的な状態を示している。

「怨望」は恨みや嫉みのこと。恨みや反感を抱くこと。何かに対して強い不満や憎しみを感じること。
「隠伏」は人目を避けて隠れていること。また、人目につかぬように隠しておくこと。
全体として、不満や恨みを表に出さずに、内心に秘めている状態を示す。

例文

・彼は怨望隠伏の気持ちを持ちながらも、上司には何も言わなかった。
・その社員は怨望隠伏していたが、我慢しきれずにとうとう不満を口にした。
・怨望隠伏の状態が続くと、いつかその不満が爆発することになる。
・彼女の怨望隠伏の態度は、周囲に気づかれずに長く続いた。

四字熟語 怨望隠伏
読み えんぼういんぷく
出典 福沢諭吉『学問のすすめ』
英訳 to harbor resentment in silence
使用漢字
最終更新日:2025年4月4日