傷弓之鳥とは

一度の失敗や災難で、臆病になって怖気づくこと。
弓矢で傷ついたことのある鳥は、楽器の弦を弾く音にさえ怯えて高く飛ぶという意味。

中国の更羸が、矢を射ることなく、弦の音だけで雁を落とした。
それに驚いた魏王に、更羸は「あの雁は一度矢で射られて怪我をしたことがあり、弓の音に怯えた雁は、高く飛ぼうとして古傷が痛んで落ちた」と語った。

四字熟語 傷弓之鳥
読み しょうきゅうのとり
出典 『戦国策』楚策
類義語
使用漢字