一字不説とは

仏教用語であり、仏の悟りの内容が奥深いため、言葉で表現することはできず、言葉を通じて得られるものでもないことを意味している。
この悟りは、自ら体得することでのみ達成されるものであるという教えを表している。

別表記:「不説一字」

例文

・一字不説の教えに従い、師匠は弟子に悟りを自ら体得させようとした。
・仏の悟りは一字不説であり、言葉を超えた体験によってのみ理解される。
・その僧侶の一字不説の姿勢は、沈黙の中に深い真理を示していた。
・一字不説の境地に至るためには、深い座禅と自己探求が必要だ。

四字熟語 一字不説
読み いちじふせつ
出典 『楞伽経』
英訳 Not uttering a single word
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月7日