欲擒姑縦とは
兵法三十六計の第十六計。
敵をわざと逃がして気を弛ませたところを捕らえる策略。
『三国志』において。蜀の軍師「諸葛亮」は、南蛮王「孟獲」を捕らえるたびに七度も解放し、最終的に心服させた。
呉の孫武（孫子）が楚を攻めた際、楚軍を川辺に追い詰めた。
孫武は「いま追撃すれば敵は死に物狂いで戦う。しかし半数が川を渡った後なら、渡りきった兵は戦えず、残った兵も逃走を優先して戦意を失う」と見抜き、あえて追撃を遅らせた。その結果、呉軍は大勝を収めた。
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例文
・欲擒姑縦の策略を用いて有利な状況に立った。
| 四字熟語 | 欲擒姑縦 |
|---|---|
| 読み | よくきんこしょう |
| 出典 | 『兵法三十六計』 |
| 英訳 | To let go temporarily in order to eventually capture. |
| 使用漢字 | 姑、擒、欲、縦 |
| 最終更新日：2025年9月6日 | |
