「か行」の四字熟語 五十音順
「か」から始まる四字熟語:237件
- かんびそうずい 銜尾相随 細い道で横に並んで進めないため、馬が一頭ずつ縦に並んで進むこと。延々と切れ目なく進んでいる様子。
- かんぴゃくふういつ 勧百諷一 利益になることが少なく、損害のほうが多いこと。特に悪影響を与える事が多い言葉や文章のこと。 本来は、百の贅沢を勧めて...
- かんふようはつ 間不容髪 非常に差し迫った様子。 髪の毛一本を入れる隙間もないという意味。 一般に「間、髪を容れず」という形で使うことが多い。
- かんぷんこうき 感奮興起 物事に深く感動して心が奮い立つこと。 「感奮」と「興起」はどちらも、心を揺り動かされて奮い立つことを意味する。
- かんぺききちょう 完璧帰趙 預かった品物を少しも傷つけずに持ち主に返すこと。 「完璧」の語源とされている。 「璧へきを完まっとうして趙ちょうに帰...
- かんぽうのまじわり 管鮑之交 互いによく理解し合っていて、利害を超えた信頼の厚い友情のこと。極めて親密な交際。
- かんもんそくぞく 関門捉賊 兵法三十六計の第二十二計。 「門を関ざして賊を捉とらう」と読み下す。 敵の退路を閉ざしてから包囲殲滅する戦略。 兵法...
- かんりてんとう 冠履転倒 物事の価値や人の立場、地位などの上下の順序が逆になること。また、秩序が乱れること。
- かんりとうえき 冠履倒易 前後の順序が乱れること。人の地位や立場、また物事の価値が逆さまで秩序が乱れていること。 別表記:「冠履顚倒かんりてん...
- かんわきゅうだい 閑話休題 横道にそれた話を本題に戻すときに接続詞的に使う言葉。主に文章で用いる。 「それはさておき」という表現。 別表記:「間...
- がいかんじてい 蓋棺事定 生前の評価は当てにならず、死後はじめてその人の真の値打ちが決まるという意味。 「棺を蓋いて事定まる」と訓読する。
- がいかんないめい 外寛内明 外部に対しては寛大、寛容に接し、自分自身はよく省みて身を慎むこと。 リーダーの心構え。
- がいがきゅうせん 蓋瓦級甎 屋根の瓦と階段の敷き瓦のこと。
- がいこうじれい 外交辞令 交渉を円滑に進めるための外交上の社交辞令。口先だけのお世辞。リップサービス。
- がいこうないしつ 外巧内嫉 表面上は巧みに取り繕って隠しているが、内心では妬んでいること。
- がいさいのうらみ 睚眥之怨 ちょっと人から睨にらまれる程度の、ほんのわずかな恨み。
- がいしゅういっしょく 鎧袖一触 鎧の袖でちょっと触れたぐらいの簡単さで敵を負かすこと。 極めて容易く相手を打ち負かすこと。 弱い相手に一撃を加えるこ...
- がいじゅうないごう 外柔内剛 表面は穏やかで優しそうだが、実際は何事にも左右されない強い意志を持っていること。 別表記:「内剛外柔ないごうがいじゅ...
- がいせいふばつ 蓋世不抜 世の中を圧倒する気性や才能を持っていること。
- がいだせいしゅ 咳唾成珠 口から出た咳や唾でさえも宝石になるという意味。 権力のある人の言葉は、一言一句が珠玉のように尊ばれ、咳や唾まで恐れ敬...
- がいだんこうせつ 街談巷説 つまらない噂話。風説。世間話。 「街談」と「巷説」はどちらも世間で出回っている噂話のことで、同じ意味の言葉を重ねて強...
- がいふうかんせん 凱風寒泉 親子の愛情が深いこと。 「凱風」は『詩経』にある詩の題名で、優しく吹く南風のこと。転じて、母親の深い愛情の喩え。 「...
- がいふうしょうう 磑風舂雨 何かしらの物事が起こる前兆のこと。 羽蟻などの群れが、ぐるぐると回って飛ぶときには風が吹き、上下に飛ぶときには雨にな...
- がくちりこう 学知利行 人が進むべき道を、後天的に学んで理解し、意識して実行すること。 本来は「生知安行せいちあんこう」「学知利行がくちりこ...
- がしろうひょう 画脂鏤氷 「画脂」は、脂肪のかたまりに絵を描くこと。 「鏤氷」は、氷に彫刻をすること。 どちらも暖かくなると溶けて跡形もなく消...
- がしんしょうたん 臥薪嘗胆 復讐を成功するために苦痛に耐えるという意味。 中国春秋時代。 越王「勾践こうせん」は呉王「闔閭こうりょ」を檇李すいり...
- がじんしんち 雅人深致 俗世間から遠く離れた風流な人が持つ深い趣のこと。
- がぞくせっちゅう 雅俗折衷 上品で風雅なものと下品で低俗なものを取捨して使うこと。 また、明治初期に用いられた小説の文体の一つで、文語体と口語体...
- がだてんそく 画蛇添足 余計なものを付け足した結果、台無しになってしまうこと。蛇足。 「蛇を画きて足を添う」と訓読する。
- がっくうてんし 月宮天子 元はバラモン教の神であったが後に仏教に取り入れられた。仏法守護の十二天の一人。 月を神格化した神で、月輪の月宮殿に座...
- がっしょうれんこう 合従連衡 そのときの利害に応じて、結びついたり離れたりする政策。 「従」は「縦(南北)」で「合従」は「南北の同盟」、「衡」は「...
- がでんいんすい 我田引水 自分の都合の良いように考え行動すること。 自分の田んぼにだけ水を引き込み、他人の田んぼのことは一切考えないという意味...
- がふらいめい 瓦釜雷鳴 能力のない者が重要な地位について、得意になってわめきちらすこと。 「瓦釜」は素焼きの釜のことで、人格の低い人を表す喩...
- がまんごうきょう 我慢強狂 自分の考えを押し通し、他に従わず意地を張ること。
- がむしゃら 我武者羅 脇目も振らずに、ひたすら突き進むこと。一つのことに熱中すること。
- がりょうてんせい 画竜点睛 物事の最も大切なポイント。物事を完成させるために最後に手を加える重要な部分。 中国の南北朝時代、梁りょうの国の画家「...
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