「い行」の四字熟語 五十音順
「い」から始まる四字熟語:294件
- いっぱつせんきん 一髪千鈞 極めて危険な状態の喩え。 一本の髪の毛で千鈞もの重さのものを引くという意味。 「一髪、千鈞を引く」の略。 別表記:「...
- いっぱつひっちゅう 一発必中 弓の矢や銃の弾などを、一発で必ず命中させること。 ただ一度の試みで成功すること。
- いっぴつけいじょう 一筆啓上 男性が手紙の冒頭に書く定型的な挨拶の言葉。起首。 「短い文章の簡単な手紙を差し上げます」という意味。 安土桃山時代、...
- いっぴつこうしょう 一筆勾消 一筆で一気に消し去ってしまうこと。 物事や関係を完全に取り消してやめてしまうことを意味する。 中国の北宋の時代に、范...
- いっぴつまっさつ 一筆抹殺 一筆で記録を全て消し去るという意味。 過去に積み重ねた功績を考慮せずに、全てを否定すること。または、全てのものを消し...
- いっぴんいっしょう 一顰一笑 わずかな表情の変化。 ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすることを意味する。 同義語:「一嚬一笑いっぴんいっし...
- いっぷせんきん 一歩千金 将棋の格言。最も弱く価値が低い駒である「歩」も、局面によっては「金」以上の働きをするという意味。 また「歩のない将棋...
- いっぷたさい 一夫多妻 一人の男性が、二人以上の女性を妻にすること。 また、このような形態の結婚を認める社会、もしくは法律上の結婚制度のこと...
- いっぺきばんけい 一碧万頃 海や湖などの水面が、遥か彼方まで青々と広がっている景色。 「万頃」は土地や水面のきわめて広いことを意味する。
- いっぺんひょうしん 一片氷心 清らかに澄んだ美しい心のこと。 出典の「洛陽らくようの親友しんゆう如もし相あい問とわば一片の氷心玉壺ぎょくこに在あり...
- いっぽんぢょうし 一本調子 音楽や文章、話し方などについて、同じような調子が続いて面白みがなく変化に乏しいこと。単調。
- いつびいつあく 溢美溢悪 褒めすぎと貶けなしすぎ。過度の賛辞と悪口の喩え。
- いつぼうのあらそい 鷸蚌之争 無益な争い。 両者が譲らずに争っているところに、第三者が現れ骨を折らずに利益を横取りすること。 「漁夫之利」と同義。
- いとうひつずい 意到筆随 詩文などを作るとき、心のまま自然に筆が進むこと。 一般に「意い到いたりて筆ふで随したがう」と訓読する。
- いとくほうえん 以徳報怨 かつては敵であったり、怨みを抱いた者に対しても、愛情を持って接すること。 「徳を以もって怨うらみに報むくいる」と訓読...
- いとんのとみ 猗頓之富 巨万の富。莫大ばくだいな財産の喩え。 中国春秋時代。猗頓とうしゅは若いころは貧しかったが、陶朱とうしゅという資産家に...
- いどくせいどく 以毒制毒 毒を消すのに他の毒を用いるという意味。 悪を滅するために他の悪を使うこと。 読み下し文の「毒を以もって毒を制す」とい...
- いなかだいじん 田舎大尽 田舎の金持ち。 田舎から出てきて、遊郭などで豪遊する者。
- いにくきょぎ 以肉去蟻 蟻の好きな肉で蟻を追い払おうとすると、かえって無数の蟻が集まってくる。 方法を間違うと逆効果を招くということ。
- いはつそうでん 衣鉢相伝 弟子が師の教えを受け継ぐこと。 または、先人から業績や事業を引き継ぐこと。 もとは仏教用語で、「衣鉢」は袈裟けさと托...
- いばしちし 倚馬七紙 素晴らしい文章を素早く書き上げる能力。文章の天才。 古代中国。東晋の「桓温かんおん」が部下の「袁虎えんこ」に布告文を...
- いばしんえん 意馬心猿 仏教用語で、心が混乱している様子を「暴れ回る馬」や「騒ぎ立てる猿」に喩えた言葉。 欲望や執着が強く、自制できないこと...
- いばんじゅうてき 夷蛮戎狄 異民族の蔑称。 古代中国の漢民族の人々は、自分たちの文明を「中華」と名付け、世界の中心であり最も優れたものであると考...
- いひんぎょほ 渭浜漁父 古代中国で「太公望たいこうぼう」と呼ばれ、活躍していた呂尚りょしょうのこと。 転じて優れた能力を持つ人物の喩え。 呂...
- いびちんたい 萎靡沈滞 次第に勢いが弱くなっていくこと。 人心や世相に活気がなく、発展しないこと。
- いふうえきぞく 移風易俗 習慣や風俗をより良い方向に改めること。 「風ふうを移うつし俗ぞくを易かう」と訓読する。
- いふうざんこう 遺風残香 過去の聖人や偉人の優れた風俗の名残なごり。 「遺風」は後世に残る先人の教え。また、昔から伝わる風習や習慣のこと。 「...
- いふうどうどう 威風堂堂 態度や雰囲気に威厳が満ちあふれて立派な様子を意味する。 「威風」は威厳に満ちている様子。 「堂堂」は立派である様子。...
- いふうりんりん 威風凛凛 威厳や貫禄に満ちた容姿や態度。あるいは凛とした雰囲気のこと。 「威風」は厳かで犯し難い様子。 「凛凛」は凛とした雰囲...
- いぶけいぶん 緯武経文 学芸と武術の両方を重んじて、政治の土台にすること。文武の両道を兼ねた政治の理想的姿。 「武ぶを緯いにし文ぶんを経けい...
- いぶんきたん 異聞奇譚 非常に珍しい話。不思議な物語。 「異聞」と「奇譚」はどちらも珍しい話のこと。
- いへんさんぜつ 韋編三絶 本を何度も繰り返し読むこと。熟読。 「韋編」は、なめし革の紐で綴じた竹の札(竹簡ちっかんといい、古代中国の書物)のこ...
- いべんしょくち 以弁飾知 口先の弁舌で自分の知識を飾り立てること。 実力がないのに巧みな話術で知識があるように見せかけること。
- いぼうえきぼう 以暴易暴 暴力によって暴力を制すること。 統治者が交替しても暴虐な統治に変わりはないということ。 古代中国。周の武王が殷の紂王...
- いぼうしゅじん 以貌取人 人の能力や言動を考慮しないで、容貌だけを見て人を採用すること。顔つきで人を判断すること。
- いみしんちょう 意味深長 人の行動や文章など表現が奥深い趣を含んでいる様子。 また、表面上の意味の他に、別の意味や含蓄が隠されていること。後者...
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