陰森凄幽とは

樹木が鬱蒼うっそうと生い茂って薄暗く、ひどく静まり返っていること。
非常に暗く不気味で、寒気を感じるほど静まり返った雰囲気を表す言葉である。
人があまり立ち入らない寂しい場所や、霊的な気配を感じさせるような場所を形容する際に使われる。

「陰森」はうっそうとした暗い雰囲気、薄暗くて不気味な様子。
「凄幽」は冷え冷えとしていて、寂しく恐ろしい雰囲気があること。

主に、古い寺院、森の奥深く、廃墟、夜の墓地など、人が寄り付きにくい場所の形容として用いられる。
また、文学作品や怪談話の中で、恐怖感を強調する表現としても使われることがある。

例文

・夜の山道を歩いていると、周囲は陰森凄幽とした雰囲気に包まれ、不安を感じた。
・古びた廃墟に足を踏み入れると、陰森凄幽な空気が漂い、思わず身震いした。
・霧が立ち込める森の奥は陰森凄幽としており、まるで異世界に迷い込んだかのようだった。
・その寺は歴史ある場所だったが、訪れる者も少なく、陰森凄幽な佇まいを見せていた。

四字熟語 陰森凄幽
読み いんしんせいゆう
英訳 Gloomy and eerie
Dark, chilling, and mysterious
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日