開雲見日とは

日の光を遮る雲が吹き去って、再び明るくなる様子。
転じて、気がかりな問題や不安がなくなって希望が持てるようになること。
雲が晴れて太陽が姿を現すように、苦難や困難な状況がようやく晴れ、希望や明るさが見えてくることのたとえである。
この言葉は、暗く閉ざされた状態から光明を見出す瞬間を表現し、長い苦境を乗り越えたあとの解放感や安心感、再出発の希望を強く象徴している。
もともとは自然現象の描写であるが、転じて人生や情勢における苦労・混乱・不安の時期が終わり、好転の兆しが見えてくることを指す。

同義語:「撥雲見日はつうんけんじつ」「撥雲見天はつうんけんてん

例文

・ようやく問題が解決し、開雲見日の思いがした。
・長い経済不況を経て、開雲見日となる兆しが見えてきた。
・彼の冤罪が晴れ、開雲見日のような瞬間が訪れた。
・チームは苦戦続きだったが、ここにきて開雲見日の展開を見せた。

四字熟語 開雲見日
読み かいうんけんじつ
出典 『後漢書』袁紹伝
英訳 clouds part, sun appears
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年7月23日