鉛刀一割とは

切れ味の悪い鉛の鈍刀でも、一度くらいは物を切るのに使えるという意味。
日頃は目立たない者がある場面で非凡な働きを見せることを称賛する文脈で使われることが多い。
自分の微力を謙遜して使う言葉。

「鉛刀」は、鉛で作られた刀。柔らかいため切れ味がなく、役に立たないとされるものの象徴。なまくら刀。
「一割」は、一度だけ割ること。

例文

・普段は失敗ばかりの彼だが、大会の場では鉛刀一割の働きを見せた。
・次回の仕事ではぜひ私の鉛刀一割をお役に立てたい。

四字熟語 鉛刀一割
読み えんとういっかつ
出典 『後漢書』班超伝
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月8日