轅門二竜とは

中国の歴史において名高い武将・関羽と張飛の二人を指す言葉である。
彼らは『三国志』において劉備に仕えた義兄弟として知られ、特に戦場での勇猛さと忠義の象徴とされる。
この四字熟語は、軍の陣営(轅門)において、まさに二頭の竜のように力強く、頼りになる英雄が控えている様子を表す比喩表現である。
転じて、ある組織や集団における二人の強力な中心人物、または非常に優れた二人の人材をたとえて用いられることがある。
本語は古典的な表現であり、文学・歴史・劇作などで詩的・英雄的な響きを込めて使われることが多い。

例文

・この部隊には轅門二竜のごとき猛者がいて、士気は非常に高い。
・関羽・張飛はまさに轅門二竜、劉備軍の柱といえる存在だった。
・轅門二竜のような優れた補佐を得て、将軍は戦に連戦連勝を収めた。
・あの二人の若者は轅門二竜と称され、社内で将来を期待されている。

四字熟語 轅門二竜
読み えんもんにりょう、えんもんにりゅう
英訳 Two mighty heroes at the military gate
Two heroic warriors guarding the command post
使用漢字
最終更新日:2025年7月16日