落花啼鳥とは

花が散り、鳥が鳴く晩春の寂しげな風景。

孟浩然もうこうねんの漢詩『春暁』が出典。

原文:
「春眠不覚暁、処処聞啼鳥、夜来風雨声、花落知多少」

読み下し文:
春眠しゅんみんあかつきえず、処処しょしょ啼鳥ていちょうを聞く、夜来やらい風雨ふううの声、はな落つることる多少ぞ」

現代語訳:
「春の夜の眠りは心地よく、朝が来たのにも気づかなかった。あちこちで鳥が啼くのが聞こえる。昨夜は一晩中、雨まじりの風が吹いていたが、花はどれくらい散ってしまっただろうか」

例文

・落花啼鳥の情景が人々の胸を打った。

四字熟語 落花啼鳥
読み らっかていちょう
出典 孟浩然『春暁』
使用漢字
最終更新日:2025年9月30日